新雑誌『For Everyman/フォーエブリマン』創刊
※新しい日記はこのエントリの下からになります。
新雑誌『For Everyman/フォーエブリマン』、ついに創刊の運びとなりました。
創刊号は、旧作日本映画を紹介する特集が並びましたが、読書、映画、音楽観賞といった営みを、僕たちひとりひとりが生きることと切り離さず、その一部として考え、語る、総合誌的なものを目指していきたいと思います。
「僕たちの暮らしそのものについても、同じ温度でざっくばらんに取り上げ、考える」 、「意識するのが辛いこと、言いにくいこと=切実なことほど、なるべく逃げず、恥ずかしがらずにゆっくり考える」、「難しいことは易しく、易しいことは面白く」、といったことを心がけながら、むしろ表面的にはブレつつ試行錯誤していくつもりです。
以後、お見知りおきを。よろしくお願いいたします。
創刊のご挨拶。
http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20111023
●特集1 「いま、木下恵介が復活する」山田太一×原恵一 4万字超ロング対談
「日本の社会はある時期から、木下作品を自然に受け止めることができにくい世界に入ってしまったのではないでしょうか。しかし、人間の弱さ、その弱さが持つ美しさ、運命や宿命への畏怖、社会の理不尽に対する怒り、そうしたものに対していつまでも日本人が無関心でいられるはずがありません。ある時、木下作品の一作一作がみるみる燦然と輝きはじめ、今まで目を向けてこなかったことを多くの人がいぶかしむような時代がきっとまた来るように思います」山田太一『弔辞』より
震災を経験し、バラバラな個人が貧困の影に怯えるいま、「近代個人の淋しさを人々に味あわせるに忍びない感受性を持ちつつ、自身はその孤独を敢えて引き受けて明晰な個人であろうとした」通俗を恐れない巨匠が、最良の後継者お二人の語りの中に蘇る。
●特集2 大映「悪名」「犬」シリーズ再見&藤本義一ロングインタビュー
「現実を安易に楽観せず、だからこそ否定面を大げさに嘆くほど呑気でもない」「苦しみ、哀しみを受け止めながら剥き出しにしすぎない、隣人への節度と労り」娯楽映画の安定感について。
今東光・勝新太郎・田宮二郎、川島雄三、そしてアルチザン魂を語る。(取材・構成 奈落一騎)他
●未公開シナリオ『六連発愚連隊』全掲載&追悼高田純
『仁義なき戦い』と『ガキ帝国』を、結ぶミッシングリンク。
「人や社会の汚れを認めず、否定すればするほど、極道は減ったかわりに、カタギ外道が増えてはいませんか?」
ピラニア軍団、松田優作、泉谷しげるらの熱き連帯。そして、笠原和夫の「100箇所の付箋」。
●『本と怠け者』&『For Everyman』ダブル刊行記念 荻原魚雷×河田拓也「高円寺文壇 再結成対談」
「誰もが明るく生きられるわけじゃないし、苦しく考えながら生きざるを得ない人生もある。地味な文学者たちに、そんな勇気と居直りを貰った」
下積み経験と、文学遍歴を語り合う。
書評
山田太一『空也上人がいた』 河田拓也
竹中労『聞書 庶民列伝 上』 佐藤賢二
古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』 渡辺真吾
『脚本家白坂依志夫の世界』 松本るきつら
高野真之『BLOOD ALONE』 たかやまひろふみ
エッセイ
追悼 出崎統 松本るきつら
「祭ばやしが聞こえない 〜関東甲信越小さな旅打ち〜」 天野剛志
『For Everyman』発刊の言葉に替えて
ジャクソン・ブラウン&デヴィッド・リンドレー『LOVE IS STRANGE』について 河田拓也
表紙イラスト TAIZAN
http://www.facebook.com/pages/%E6%B3%B0%E5%B1%B1TAIZAN/154855114587879
写真 藤井豊(岩手県普代村堤防 4月撮影)
A5版 240ページ 1000円(税込)
●『For Everyman』取り扱い店一覧はこちら
神田神保町
東京堂書店 1F一般書フロア
http://www.tokyodoshoten.co.jp/
三省堂本店 4Fリトルマガジンコーナー
http://www.books-sanseido.co.jp/shop/kanda.html
高田馬場
芳林堂書店 3F映画書籍コーナー
http://www.horindo.co.jp/takadanobaba/index.html
下北沢
古書ビビビ
http://www6.kiwi-us.com/~cutbaba/
中野
タコシェ(通販あり)
http://tacoche.com/
阿佐ヶ谷
ラピュタ阿佐ヶ谷
http://www.laputa-jp.com/
古書コンコ堂
http://konkodo.com/
吉祥寺
ジュンク堂書店吉祥寺店(リトルマガンジンコーナー及び映画書コーナー)
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-kichijoji.html
バサラブックス
http://basarabook.blog.shinobi.jp/
すうさい堂
http://suicidou.blog.shinobi.jp/
トムズボックス
http://www.tomsbox.co.jp/
高円寺
ハチマクラ
http://hachimakura.com/
ペリカン時代
http://ameblo.jp/masume55/
古本酒場コクテイル
http://koenji-cocktail.com/
池袋
古書往来座
http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/
京都
恵文社一条寺店(通販あり)
http://www.keibunsha-books.com/
ガケ書房(通販あり)
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/index.htm
名古屋
ちくさ正文館書店
http://www9.ocn.ne.jp/~chikusas/
倉敷
蟲文庫
http://homepage3.nifty.com/mushi-b/
仙台
book cafe 火星の庭
http://www.kaseinoniwa.com/
webショップetc
トマソン社
http://tomasonsha.com/
※取り扱い店舗募集中。
『For Everyman vol.1』西荻窪、古書音羽館で取り扱い始まりました。
よろしくお願いいたします。
http://p.tl/LWrC
For Everyman編集部、今月末に大泉学園から西荻窪に引っ越します。
移転の関係で遅れていた通信販売も、間もなく開始します。
お問い合わせいただいた皆様、申し訳ありませんでした。
もうしばらくお待ちください。
ジュンク堂書店吉祥寺店にて『For Everyman/フォーエブリマン vol.1』取り扱い始まります。
以前伊勢丹だったビルに入った、コピスというショッピングモールの6Fです。
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-kichijoji.html
リトルマガジンコーナーと映画書コーナーに並ぶとのことです。
よろしくお願いいたします。
「本の雑誌」1月号、荻原魚雷氏の連載コラムで『For Everyman』創刊が取り上げられました。
魚雷氏からは、事前に何も聞いていなかったので吃驚しました。
彼は、文学に対しては自分などよりずっとロマンチストなので、編集・発行人に対する記述は、不器用な人間への魚雷氏らしい好意による美化大と感じますが、ともかく援護射撃に感謝。ありがとう。
http://p.tl/iL0U
- 作者: 本の雑誌編集部
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2011/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 9回
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『マンガ文献研究』発行人の松田友泉さんが主催される通販サイト「トマソン社」にて、『For Everyman/フォーエブリマン vol.1』お取り扱いいただくことになりました。
http://tomasonsha.com/
よろしくお願いします。
トマソン社では今後、文学館の図録の販売や、本を中心にした総合誌の創刊等も考えられているそうです。若い行動力に刺激されることしきり。
うちも負けずに頑張らねば。
『For Everyman/フォーエブリマン vol.1』 ちくさ正文館書店(名古屋)で取り扱いがはじまります。
http://www9.ocn.ne.jp/~chikusas/
人文、芸術書を中心に扱う名古屋の新刊書店さんです。
地方の方に直に手に取っていただけるのが本当に嬉しい。
よろしくお願いいたします。
取り扱い店一覧はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/bakuhatugoro/20111103#p2
17日追記
池袋新文芸坐「女優 高峰秀子映画祭」は15日で終了しましたが、引き続き年末まで文芸座ロビーにて『For Everyman/フォーエブリマン vol.1』販売されております。
よろしくお願いいたします。
http://www.shin-bungeiza.com/